社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

12/31 BUMP OF CHICKEN@CDJ15/16

まず初めに書いておくべきことは、わたしはバンプに関して恥ずかしいくらい素人です。
それでも実家から帰ってきて、録画した紅白を観ていたらあの感動が甦ってきてしまったので、その記録を書きます(BUMP童貞だったので、曲名は後から調べました)。


みんなで作った紅白の舞台でした。
それに参加できて本当によかった。

31日の幕張、その日はもう朝からみんなバンプを待っていました。
恥ずかしながらバンプのことなんてよく知らなくて、天体観測と、三丁目の夕日の主題歌くらいしか知らない。
紅白が発表になった時に「バンプってテレビ出ない主義だったんじゃないの?」というネットの驚きのリアクションを見て、そんな貴重なんだ…と初めて理解したレベルです。。

紅白を断り続けてきたBUMP OF CHICKENが初出場でファン歓喜! - NAVER まとめ


そんなわたしでもバンプのステージは観に行こうと思ったくらいなんだから、ファンの方の期待度といったらなかったでしょう。

どのステージを見ても、「BOC 79」のTシャツやタオルを身につけたファンがいっぱいいて。
休憩していても、「バンプ22時からだよ」なんて話す声が聞こえる。

わたしはその直前のウルフルズで結構汗をかいたので、バンプまでの待ち時間に一旦外に出てソフトクリームを食べていたのですが、もう人が入ってくる入ってくる。まだ30分以上前だというのに、スタッフの方も「混雑が予想されるので早めに入ってください!前に詰めてください!」とアナウンスしていて、なんだかただことではない雰囲気。もう今日CDJに来た人全員バンプ見に来てんじゃないの?って勢いです。聞いた話では一番大きいアースステージなのに入場規制がかかっていたとかいないとか。

  

わたしたちも会場後方にスタンバイ。ファンの方は前の方に詰めるだろうと思ったのですが、前だけでは収まりきらずに後ろの方まで、会場全体がファンでぎゅうぎゅう。もう、始まる前から異様な熱気を帯びていました。

1曲目、Hello,world!が始まって、会場がどかんと湧いて、あんなに人がいっぱいいるアースステージがひとつになりました。こんなにたくさんの人、それもわたしみたいにバンプに詳しくない人もいるのに、それでも全員まとめて連れて行く圧倒的なオーラ。パッと光が射したみたいにバンプしか見えなくなります。

そこからMCの鮎貝さんを呼び込み、紅白の出番までしばし待機。会場スクリーンには西野カナが映し出されて、シュールな雰囲気に笑ってしまうやら、それでもやっぱりそわそわするやら。

そこから2曲目、いよいよ紅白中継のray
見てろよ、お茶の間!というか、なんの対抗心かわからないのですが、とにかく今日いち、CDJいちの盛り上がりを作ってやんよ!という謎の使命感に駆られました。バンプがこのステージから、日本中のお茶の間に声を届けるのを応援しなければと思いました。

相変わらずrayも知らなかったのですが、初めて聴いて、ものすごくいい歌だった。
これまで生きてきた線上にいまがある。
辛いことや、大変なこともあって、でも楽しいこともあって、その積み重ねた上にいまの自分がいる。
そのストーリーが、バンプの物語に重なりました。

ライブの途中で藤原さんがこんなことを言っていました。

「お客さんが目の前にいて演奏してると、『あ、絶対大丈夫だ』って思える。物理的な距離を超えたところに、ちゃんと届いてるに決まってるぜ!って、お客さんみんなが僕たちに向けて体現してくれてて。そのおかげで僕らは、新たなステージに立って、新たな扉を開けることができたと思ってる。どうもありがとう!」

BUMP OF CHICKEN | COUNTDOWN JAPAN 15/16| クイックレポート | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト

結成して20年を越える彼ら。これまでテレビに出ていなかったのに、それを覆してこうして紅白の舞台に立つまでには、紆余曲折もきっとあったことでしょう。
そして今日のこのステージもまた、未来のバンプへと繋がっていく。
その大きなステージに参加できた。それはとても光栄なことです。

テレビに出ないというから、ものすごく尖っているバンドなのかなあ、なんて先入観があったんですが、全然そんなことはなく。
確かに藤原さんの前髪は心配になるほど長かったですが笑、語り口調も柔らかくて、目の前にいるわたしたちに真摯に向き合ってくれているのが伝わりました。

そこから、虹を待つ人スノースマイル、新曲となるButterfly、そして最後に天体観測を歌ってくれて、全員で大合唱!

紅白が終わって、わたしまでなぜか緊張していたのが解けて、なんとも気持ちのいい充実したステージでした。

ほんとうに楽しかった!またバンプに会いたいなあ。
年が明けて、わたしはrayばっかり聴いています。