社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

転職活動で企業側からリスケされるのは普通のことなのか

昨年末からシコシコと転職を考え始めまして。
いくつかのエージェントさんに通って、自分なりに再度業界研究をして、年明けからはエントリーを始め、いよいよ本日初めての面接!というところまできました。
わたしは根っからのネガティブ、緊張しい、人見知りなので昨日の夜から気もそぞろになってしまい、お風呂でひたすら脳内面接を繰り返しては何度も持ち物を点検し、12時前に就寝したりと遠足前の小学生ばりに準備を重ねていたのですが。
 
そこに、本日の大雪。
昨日の夜に天気予報を見て気をつけようとは思っていたのですが、朝起きて乗換案内やツイッターを見ると、わたしの使っている路線がかなり混雑していて乗るのも一苦労、という状態にあることがわかり、それほど遠くもなかったので早々に電車を諦めタクシーで行くことにしました。
道が混んでいる可能性を考えて面接の1時間半前に出発したのですが、幸いにもスムーズに行くことができ、30分程度で面接場所の最寄駅に到着しました。
 
面接まであと1時間ほどあったので、時間を潰そうと近くのカフェに入ったところで、エージェントさんから電話があり「雪の影響で面接官の方が出社できず、面接をリスケさせてほしい」とのご連絡をいただきました。
 
エージェントさんからは、その会社は比較的新しい会社で、ベンチャー気質溢れる活発な会社です、というお話を伺っていたのですが、ベンチャー気質ってこういうこと?となんだか拍子抜けしてしまいました。
 

わたしがもやっとしたのは以下の点です。

①初めて会う人とのアポイントなら間に合うように来るのが普通じゃないか?

身内だけの軽い打ち合わせならいざ知らず、クライアントであれ協力会社さんであれ、初めて会う人との打ち合わせをリスケすると印象が悪くなるのは当然のことです。
わたしは間に合うようにタクシーで来ましたし、面接官の方のお住まいを存じ上げませんが、例えば遠方に住んでいたとしても、途中までタクシーに乗って電車が動いているところまで向かう、くらいのことをやって、それでも出社が不可能だったのか?というのが疑問です。

 

②面接官が全員来られなかったのか?

本日の面接では3名の社員の方とお会いできるとお伺いしていました。
もしわたしが面接担当であれば、Aさんが来られないようであれば残りのBさん・Cさんで面接を決行して、二次面接に進ませるようだったらAさんはそちらに参加してもらう、という段取りを取ります。
もし来られないAさんに決定権があるのであれば、そういう事情を説明してもらえると、もう少しすんなり受け入れられる気がします。
3名が3名とも出社不可という状況であれば…その会社の風土が推し量れます。

 

③面接当日の1時間前にリスケを伝える段取りの悪さ 

1時間前に面接会場に着いているのはわたしがせっかちだからですが、それでも1時間前には大抵の人は家を出ています。
天候による事情ですので当日にならないとわからないのは当然ですし、間にエージェントさんが入っているので多少のタイムラグがあることも理解していますが、それでももう少し前に連絡が欲しかったなぁ…と思います。

 

なにぶん初めての転職活動なので面接のリスケがよくあることなのかがわからず、試しに「転職 面接 リスケ」とググってみる(すぐに検索してしまう習性があります…)。
すると、ほとんどの記事が「リスケしたいけど企業に対してどのような言い方・姿勢がベストか」という求職者側のリスケ希望に関する内容で、企業さんからリスケされる、という記事があまり出てきません。
求職者の多くが現在の仕事と並行して、そして職場には内緒で職探しをしている都合上、そのような事態が多くなりがちということもあるのでしょう。
 
このコラムにもあるように、どうしても求職者の方が弱い立場なのも理解しています。
こちらが面接される下の立場、と捉えているのかもしれませんが、仮にもこれから数年一緒に作業をするかもしれない人を選ぶのに、そんないい加減な気持ちなのかな、と少し不信感を持ってしまいました。

わたしのもやっとポイントがなかなかに社蓄精神に基づいたものであることは自覚していますし、雪でも来いよ!と言いたいわけではもちろんないのですが、かと言って「雪だからしょうがないよね」とあっさりリスケされてしまうと、なんか、せっかくタクシー飛ばして行った身としてはやるせないというか…
それならそれでもう少し説明いただけたらよかったなぁ、という気持ちが強いです。

 

そういえば新卒で就活をしている時に、「電通では、落とした人がクライアント側の企業に行くかもしれないから、圧迫面接はしない。」という話を聞いたことがあります。
どこでどう繋がるかわからないから、なんにせよ印象を良くしておくのに越したことはないなぁ、と改めて感じました。
転職活動では自分が会社に判断されるのと同時に、自分も会社を判断する立場として面接中にしっかりジャッジせよ、とエージェントさんから教えていただきましたが…うん、こういう印象も大事だなあとしみじみ。
 

もちろん、エージェントさんを間に挟んでいるため面接官の方の顔は見えません。
もしかしたら面接官の方がギリギリまで調整を重ねてくださって、そのために直前の変更になってしまったのかもしれないですし、エージェントさんにものすごく丁寧に謝っていたけれど、その温度感がわたしにまで伝わらなかった可能性もあります。
 

ひとまずは気を取り直して、再度調整がついたら改めてお仕事のお話をしっかりお伺いして、会社の雰囲気を感じてみたいと思っています。
でもどうしても、(偉そうな言い方になってしまいますが)今回のリスケに対してのどんな風に謝ってくるのか、も気になってしまいます。。

ああでも、地味に悲しい、3000円…(タクシー代とお茶代)