社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

先輩がマンションを一棟買ったと言う

なにがきっかけだったか、飲み会でそういう話になったのです。
会社の先輩がマンションのオーナーになったらしい。

分譲一部屋だったら、わたしだって買ったよ。中古だけど。
でも、一棟って!一棟って!!

その先輩は次の4月で入社10年目なのですが、それまでは実家暮らし。
買ったマンションが1億ちょい、
自分で2,500万、親が2,500万、合計5,000万をキャッシュでお支払い
残り5,000万円のローンを組んだそうです。
マンションの最上階に自分も引っ越して、今は住人さんを募集しているとのこと。

わたしたちの会社は若手の年収が500万ほど。
お昼代を切り詰めてお弁当を作っているわたしには想像もつきませんが、実家暮らしで特に趣味もなければ年200万くらいの貯金はできるのかもしれません…
その先輩は株で一発当てたことが大きかったそうですが、それでも1年目にして300万の貯金があったそうで、そのストイックさたるや恐るべしです。

わたしはそれを聞いて心底羨ましいと思いました。

このマンションを元手に、次はもっといいおうちに住みたい、とシコシコ考えているわたしですが、それだけではなく、投資用マンションとかにも興味があるわけです。
お金はあればあるほどいい。

幸せはお金では買えない、なんてありふれた言葉です。
でも、お金がある時と無い時で、同じ生活でも心のゆとりがてんで違うことに、大人になったわたしは気付いてしまいました。

ベッキーはこんな言葉を残しています。

ヒルズ族に教えたい ほんとうの幸せは お金はかからないよって」

 なんともポジティブな響きですが、「それはあなたが違約金を払ってありあまるお金を持っているから言えるのだ」ベッキーに教えたい気持ちになります。


ほんとうにお金持ちの人にはいい人が多い、というのもよく聞く話です。
だってお金があればそう簡単に人を妬んだりすることがないのだから。

だから、今のようにお金が足りない暮らしは嫌だなーと思うわけです。

わたしが今転職をしようとしているのは、「このしょうもない仕事でこんな給料だなんてやってられない」という気持ちがきっかけです。
なので、
 ①しょうもない仕事でいいお給料
 ②やりがいのあるお仕事で今と同じお給料
このどちらかだったら、やっていられるのに、と考えています。
もし会社のお給料が今より良かったら、転職なんて考えずに一生あぐらをかいて、適当に会社の愚痴をこぼしながら働いていたでしょう。

わたしの会社では勤続20年なんて人がザラにいるのですが、彼らが働き盛りの頃はまさしくバブル。残業代が青天井で、あまりの忙しさに目を回しながらも月給が手取りで70万だった、なんて武勇伝をよく耳にします。それならこんなしょうもないお仕事を20年も続けられるのも頷けます。

でも、時代は変わってしまいました。働き方も多様化してしまいました。

終身雇用が当たり前ではなくなりましたし、会社にお勤めしなくても、自分でお金を稼ぐ手段は様々です。自分に合った方法で、自分の生計を立てればいい。

そんな時代の流れに乗って、わたしも今のままでは満足したくないなーと思って、突破口というか、落としどころを模索しているわけですが。
人生は長いといえども、女性にはリミットもあるわけで、ノリと勢いで行っちまおうぜ!という気持ちになる時もあれば、先のことを考えて怖くなる時もあり…

とりあえずは転職活動をして、いい会社があれば移るし、なんだかんだ今の会社の条件がいいということになれば、会社に残ってお金を稼げる道を探すことになりますが。

先輩の話を聞いて、会社のお給料だけでは虚しいし、わたしもなにか探さねば!と気持ちを引き締め直した夜なのでした。

中古マンションセミナーに行ってきた

いまのマンションに引っ越してもうすぐ1年が経ちます。
住み心地も最高だし、まだまだ引っ越す予定はないのですが、結婚できるならいつでも手放して構わん!という覚悟もありますし、いつになるかわかりませんが、いざ引っ越すとなった時に何の知識もないのも嫌なので、まずは基礎知識をつけようという気持ちで参加しました。

セミナーの内容としては、マンション転売の流れと、各フェーズでの注意事項。
1 売却相談
2 物件調査・査定
3 媒介契約
4 販売活動
5 販売報告
6 見学者への対応

ここらへんの流れはなんとなく想定ができるもの。

お話の中で印象に残ったのは、目的によって売却方法が異なってくるということ。
①中古または新築の分譲マンションに買い替える場合
=引っ越しタイミングが決まっているため、金額も重視しながらも、ある期間内に売却することを優先する
②賃貸に引っ越す
=引っ越し時期が決まっていないので、期間内に売ることより高い利益を出すのを優先する

だいたいの人はマンションの買い替えによる売却なので①なのかもしれませんが。
マンションを売るのなんて一大事なわけで、高く売ることばかりに気が向いてしまいますが、確かに「期間内に売る」ことも重要。
そのためには、当たり前のことですが、売ることを検討し始めたら早めのタイミングでエージェントさんに相談を始め、計画的に動くことが必要となりそうです。

さて、希望者にはセミナー後に個別相談をしていただけるので、こちらも参加。
セミナーに参加するにあたり、わたしには解消しておきたい不安がありました。

Q1 わたしの家の査定概算金額を知りたい
⇒購入時にいただいた資料をお見せして、紙の上から判断できるレベルでの概算金額をお伺いしました。
間取りを見ていただき、駅からの距離や景観などもヒアリングして判断いただいた結果、そんなに下がらないだろう、とのこと。これはかなりいいことを聞いたぞ!
あと印象として、部屋からの眺望は重要視されるのだなぁというのが意外でした。あんまり意識してなかったので…
次回物件を選ぶ際は注目したいところです。

Q2 売るべきか、貸すべきか
⇒わたしの家の場合は売ってもある程度の利益が見込めるだろう、ということもあり、可能性としてはどっちも行けるので、引っ越すタイミングでの状況を見て要検討、ということでした。
なお、中古のマンションが人気が落ちてくるのは、築15年~20年くらいとのこと。
なので、例えばあと4年くらい住んで(築10年)、5年くらい貸しに出して賃貸収入を得て(築15年)、価値が落ちる前に売りに出す、ということもできるのかなぁ、なんて都合のいい考えもちょっとだけよぎりました。

Q3 オリンピックの前後、どちらで引っ越せばいいのか
⇒これが一番気になっていたこと!オリンピックまでは不動産価格が上昇し、オリンピック後落ち着いていく、という話を聞きます。
ということは
・オリンピック前に売る=高く売れるけど、住み替える場合は高く買うことになる
・オリンピック後に売る=住み替える場合は安く手に入るけど、売却利益も低い
…で、結局どっちがお得なの?という疑問です。
結論としてはどっちもどっち。なので自分の生活の変化に併せて好きなタイミングで売ればいい、ということです。
家電は日々進化を重ねているので買い替えるタイミングがわからない。が、「買イタイ時ガ、買イ替エ時~」であるという家電芸人、チュートリアル徳井さんの名言がありますが、マンションにも同じことが言えそうです。
オリンピック後に高く売って安く買えたら最高ですが、難しそうであれば賃貸に出してもいいし、柔軟に考えていきたいです。

こんなことを質問しながら1時間ほど相談に乗っていただいて、セミナーは終了。
不安も解消できて非常に有意義な時間でした。

まとめ
とにかく始めが大事!売却もできるし賃貸にも出せる、その時の不動産状況に応じて臨機応変に対応できるマンションを買っておくことがなにより重要だという印象を受けました。
ただし、購入当時や今の時点で「どうにでもできる」と言われているマンションも、周りにもっと競争力の高いマンションが建ったら淘汰されてしまうわけで、周りの不動産の様子にも気を付けていきたいなぁと思います。モデルルームとか定期的に行きたいなぁ。

面接でどうしても頼りないと言われる…

出たよ、早速。
転職活動一発目の面接があり(リスケされたのとは別の会社)、「経歴的にはOKだが人間的に頼りない印象を受けた」というフィードバックと共にお祈りのご連絡をいただきました。

新卒の時もそれが原因で面接に落ちまくって、就職留年したくらいなのですが。
なので面接はトラウマとまではいかないけど、できることならもう面接のない人生を送りたい。
なのに転職をするには面接を何回も繰り返さないといけないんですよねえ…

もう何回も何回も落ちてる。
何回も何回も「頼りない」と言われてきた。
進歩がないったらないので自分でも呆れてしまうのですが、いつもどうやったらいいかわからないんです。

ちなみに現職の会社は「ここを落ちたらフリーター」というかなりの崖っぷちで受けたのが功を奏したのか「あの子には悲壮感がある」という衝撃的な理由で内定をいただきました。
内定をもらったからにはわたしにも良いところがあって、それを認めてくれる会社があったんだ、と自分を励ましていたので、入社してから面接を担当してくれた上司に言われた時はかなりショックでした…
だから、ほんとうにしっかりしてないんですよね、きっと。

確かに頼りない、というか、溌剌としていないんです。
わたしが志望しているのは明るく活発な人材が求められる職種ですが、わたし自身は見た目もひょろひょろですし、性格も人見知り、お酒も飲めないので、率直に言ってしまえばあまり向いていません。
全員が明るく元気な会社なんか成立しないわけで、惑いの無いベッキー(ここではスキャンダルをないものと定義する)のような人が一部の人からしたら抵抗があるように、必ずしも陽ばかりが求められるのではなくて、陰にも需要があるはず。
なので隙間産業的に、「こういう人がいても面白いな」と思ってもらえる会社があればいいな、という気持ちで辛抱強く受けていきたいところなのですが、企業の人だって色んな人材が欲しいとは言え、覇気の無い人間を敢えてとろうとは思わないのでしょう。

新卒の時からどう頑張っても溌剌とした明るいオーラが出ず、元気さでは周りに圧倒的に劣るので、「『この子は大人しいが、しっかり確実に仕事をしてくれそうだな』と思ってもらえるように」と心がけているのですが、それが実行できていないせいなのか、そもそもの目標設定が間違っているのか、うまく行きません。
なんなら、鏡を見ながら面接の練習をしていたときなんて「思ったよりしっかりして見えるじゃん!」と思ってたくらいなんです…笑

新たな対策を考えるか、違う職種に方向転換するか、現職に留まるか。
一発目落ちたこのタイミングで、体制の立て直しです。。

都心にニョキニョキ生えるマンション

青山の都営アパートを再開発して高層化するというニュースがありました。

 
このニュースが出るまで名前を存じ上げなかったのですが、再開発の対象となる青山北町アパートというのは随分古くから存在する都営アパートだそうです。
ウィキペディアによれば1957~1968年にかけて設立されたとのことで、新しい棟でも築48年!よく言えば由緒正しい、率直に行ってしまえばかなりくたびれた団地のようです。

表参道には似合わない、時代から取り残された感…
個人的には、こういう味のあるものがリニューアルされて均一化されてしまうのはちょっと寂しいな、という感想もあります。
でもこれは部外者のいち感想です。「現在の入居者は一時的に近隣の都営住宅に引っ越すなどし、完成後に新しい住宅に入居する」とのことなので、わたしが住人だったらリニューアルされてラッキー!と思うことでしょう…笑 ただ昔から住んでいる高齢の居住者さんが多そうなので、その調整が大変そうですね。

 

その他にもマンションや商業施設が建つとのこと。
このマンションは「定期借地制度」という制度で民間に貸し付けるエリアに建てる想定だそうです。
「定期借地制度」とはわたしがググった知識で言うと、現代の三世一身の法のようなもので、期限付きで民間に土地を貸すというものだそうですが、それでも一度マンションを建てたら50年とかは借りる権利があるのだろうし、普通のマンションと何か違うのか、気になります。

 

わたしの家の周りもしょっちゅうマンション工事を行っていますが、それを見るたびにアメトーーク!の町工場芸人の回を思い出します。
中川家のお兄ちゃんが冷蔵庫を作る工場に勤めていたのですが、毎日毎日こんなに大量に冷蔵庫作って誰が買うねん、と工場長がキレた、というトークをしていたのですが、マンションはまさにそれ。人口は減っているのに家ばかり増えて、家が余る気がしてなりません。

 

だからこそ、マンションを買うときは立地や家のスペックなどを重視して、どう転んでも損にはならない物件を選ばなければいけないなぁ、と思うわけですが。
そう考えると上記のマンションは「高齢者の介護機能も備えたマンションなどを想定する」とのことで、これからのニーズを考えたものになっているのかもしれません。


いっそ、「高齢者を対象にしたマンション」と割り切ったものを作るのはどうでしょうか。ジェーン・スーさんが独身女老人だけで暮らすコミュニティを作りたい、という文章を書いていましたが、そんなイメージ。
住んでいるのは高齢者だけ。そのため家賃は安めの設定ですが、その分共用スペースの管理など、できる部分は自分たちで補います。これは高齢者の雇用の創出と、高齢者自身の体力作りだったり、頭を使ってボケないようにする、という目的です。
みんなが助け合いながら、高齢者たちが表参道で暮らす優雅なコミュニティがあったら将来はそこに骨を埋めたいな、と思いましたが、国のお金でそんな贅沢は許されないのでしょう…

転職活動で企業側からリスケされるのは普通のことなのか

昨年末からシコシコと転職を考え始めまして。
いくつかのエージェントさんに通って、自分なりに再度業界研究をして、年明けからはエントリーを始め、いよいよ本日初めての面接!というところまできました。
わたしは根っからのネガティブ、緊張しい、人見知りなので昨日の夜から気もそぞろになってしまい、お風呂でひたすら脳内面接を繰り返しては何度も持ち物を点検し、12時前に就寝したりと遠足前の小学生ばりに準備を重ねていたのですが。
 
そこに、本日の大雪。
昨日の夜に天気予報を見て気をつけようとは思っていたのですが、朝起きて乗換案内やツイッターを見ると、わたしの使っている路線がかなり混雑していて乗るのも一苦労、という状態にあることがわかり、それほど遠くもなかったので早々に電車を諦めタクシーで行くことにしました。
道が混んでいる可能性を考えて面接の1時間半前に出発したのですが、幸いにもスムーズに行くことができ、30分程度で面接場所の最寄駅に到着しました。
 
面接まであと1時間ほどあったので、時間を潰そうと近くのカフェに入ったところで、エージェントさんから電話があり「雪の影響で面接官の方が出社できず、面接をリスケさせてほしい」とのご連絡をいただきました。
 
エージェントさんからは、その会社は比較的新しい会社で、ベンチャー気質溢れる活発な会社です、というお話を伺っていたのですが、ベンチャー気質ってこういうこと?となんだか拍子抜けしてしまいました。
 

わたしがもやっとしたのは以下の点です。

①初めて会う人とのアポイントなら間に合うように来るのが普通じゃないか?

身内だけの軽い打ち合わせならいざ知らず、クライアントであれ協力会社さんであれ、初めて会う人との打ち合わせをリスケすると印象が悪くなるのは当然のことです。
わたしは間に合うようにタクシーで来ましたし、面接官の方のお住まいを存じ上げませんが、例えば遠方に住んでいたとしても、途中までタクシーに乗って電車が動いているところまで向かう、くらいのことをやって、それでも出社が不可能だったのか?というのが疑問です。

 

②面接官が全員来られなかったのか?

本日の面接では3名の社員の方とお会いできるとお伺いしていました。
もしわたしが面接担当であれば、Aさんが来られないようであれば残りのBさん・Cさんで面接を決行して、二次面接に進ませるようだったらAさんはそちらに参加してもらう、という段取りを取ります。
もし来られないAさんに決定権があるのであれば、そういう事情を説明してもらえると、もう少しすんなり受け入れられる気がします。
3名が3名とも出社不可という状況であれば…その会社の風土が推し量れます。

 

③面接当日の1時間前にリスケを伝える段取りの悪さ 

1時間前に面接会場に着いているのはわたしがせっかちだからですが、それでも1時間前には大抵の人は家を出ています。
天候による事情ですので当日にならないとわからないのは当然ですし、間にエージェントさんが入っているので多少のタイムラグがあることも理解していますが、それでももう少し前に連絡が欲しかったなぁ…と思います。

 

なにぶん初めての転職活動なので面接のリスケがよくあることなのかがわからず、試しに「転職 面接 リスケ」とググってみる(すぐに検索してしまう習性があります…)。
すると、ほとんどの記事が「リスケしたいけど企業に対してどのような言い方・姿勢がベストか」という求職者側のリスケ希望に関する内容で、企業さんからリスケされる、という記事があまり出てきません。
求職者の多くが現在の仕事と並行して、そして職場には内緒で職探しをしている都合上、そのような事態が多くなりがちということもあるのでしょう。
 
このコラムにもあるように、どうしても求職者の方が弱い立場なのも理解しています。
こちらが面接される下の立場、と捉えているのかもしれませんが、仮にもこれから数年一緒に作業をするかもしれない人を選ぶのに、そんないい加減な気持ちなのかな、と少し不信感を持ってしまいました。

わたしのもやっとポイントがなかなかに社蓄精神に基づいたものであることは自覚していますし、雪でも来いよ!と言いたいわけではもちろんないのですが、かと言って「雪だからしょうがないよね」とあっさりリスケされてしまうと、なんか、せっかくタクシー飛ばして行った身としてはやるせないというか…
それならそれでもう少し説明いただけたらよかったなぁ、という気持ちが強いです。

 

そういえば新卒で就活をしている時に、「電通では、落とした人がクライアント側の企業に行くかもしれないから、圧迫面接はしない。」という話を聞いたことがあります。
どこでどう繋がるかわからないから、なんにせよ印象を良くしておくのに越したことはないなぁ、と改めて感じました。
転職活動では自分が会社に判断されるのと同時に、自分も会社を判断する立場として面接中にしっかりジャッジせよ、とエージェントさんから教えていただきましたが…うん、こういう印象も大事だなあとしみじみ。
 

もちろん、エージェントさんを間に挟んでいるため面接官の方の顔は見えません。
もしかしたら面接官の方がギリギリまで調整を重ねてくださって、そのために直前の変更になってしまったのかもしれないですし、エージェントさんにものすごく丁寧に謝っていたけれど、その温度感がわたしにまで伝わらなかった可能性もあります。
 

ひとまずは気を取り直して、再度調整がついたら改めてお仕事のお話をしっかりお伺いして、会社の雰囲気を感じてみたいと思っています。
でもどうしても、(偉そうな言い方になってしまいますが)今回のリスケに対してのどんな風に謝ってくるのか、も気になってしまいます。。

ああでも、地味に悲しい、3000円…(タクシー代とお茶代)