社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

会社のナチュラルミソ男にわたしは何と答えればよかったのか~回答案を添えて~

うちの会社は6月から新入社員が配属になるのですが、部のメンバーで新入社員研修に参加し、その後どの子が良かったか?どんな子が欲しいか?という話になった。
メンバーは部長(男)、30代後半社員A(男)、30代半ば社員B(男)、32歳社員C(私・女)。
まずこの構成からして「ん?」って感じだが、そこの会話が酷かったので記録すると共に、わたしはどうすればよかったのか考える。
なかなか咄嗟にいい言葉が出ずに悔しい気持ちを書くことでせめて昇華させたい…

 


【シーン1】

部長「誰かいいなって思った子いた?」
A 「まあとりあえず男がいいんじゃないっすかね?」


===実際の会話はこうだった===

私 「え、男の方がいい理由ってなんですか?」
A 「いやーやっぱ男の方が扱いやすいっていうか…
   まああんまり性別でどうこうっていうのも良くないかもしれないけど」
  ←一応付け足す感
私 「へえ~男の方が扱いやすいんですね、知らなかったです(できるだけ感じ悪く答える)」

しかしこれではわたしがムカついたことは伝わったかもしれないし、ご時世的になんとなく良くないことも感じているかもしれないけれども、「なにがどう問題だったのか」をきちんと伝えられなかった気がする…

===こう言えばよかった===


私 「うわー、Aさんって『女のいる会議は時間がかかる』って思うタイプですか?

→つい先日の森喜朗問題を引き合いに出しながら「お前の発言は女性蔑視だぞ」と伝える


部長「C(私)は誰かいいと思った子いた?」
私 「そうですね~『男の方がいい』とか性別で判断しない人がいいですね」

→その場ではスルーしておいて、後でフランス人のように鮮やかにウィットに富んだ批判をする


【シーン2】


B 「僕は別に女性でもいいんですけど、女女した性格の子はちょっと…

===実際の会話はこうだった===


私 「女女した性格、っていうのがどういう定義なのかわかりませんけど、どの子もみんな性格よさそうでしたよね?」


ここもわたしのムカつきが先行してしまい、何が問題なのかをうまく伝えられなかったと今になって思う。


===こう言えばよかった===


私 「わたしは男男した性格の人はちょっと…」

→逆のことを言われてみたら嫌な気持ちになるだろう?と実感していただく
 (男男した性格、というのをホモソ男と定義するなら本当に嫌い)


【シーン3】


私 「いま部に女性が少ないので、多様性という意味でも女性がいてもいいと思いますけどね」
A 「確かに!」←いまこの場にも女わたししかいないのに気づかなかったんかい
B 「確かに打合せしてて女子目線が欲しいときもあるんだよな~」

もはやわたしは疲れてスルーしてしまったが、ここでも一言言っておくべきだったと反省した。

===こう言えばよかった===


私 「女女した性格がなんだか知りませんけど、女女した性格は嫌なのに女子目線は欲しいんですね」

→お前、「女」へのバイアスがめちゃくちゃだぞ!と言いたい

 

 

以上が、たった10分くらいの間に起きた出来事。
よくもまあこんなにポンポン失礼なことが言えるな…しかも女性がいる前で!


次回このようなことがあった場合には絶対に言い返せるようにしておきたいし、もっと言葉のストックを貯めたい。
他の人の経験も聞いてみたい…