犬にしてくれ

卑屈の森からリア充を目指して右往左往する様を克明に

いつか夢に手が届く頃、闇を抜けて君に幸あれ

昨日はWaTの久しぶりのワンマンライブ、そして解散発表がありました。

WaT オフィシャルファンクラブ


もう、あまりに突然で。
今年は復活イヤーだったから、無くなることなんて考えてなかったんです。

WaTはわたしの青春でした。曲を聴いていたら夢中で追いかけていたあの頃の色んな思い出が甦ってきます。
友だちと映画ゲゲゲの鬼太郎を観に行ったこと。誕生日プレゼントにWaTのカレンダーと5センチ。のレコードサイズのCDをもらったこと。夏休み最終日にブレイブストーリーラブ☆コンの映画を観に行って、そしたらラブ☆コンのチケットが売り切れていて観られなくて、結局DVDを買ったこと。雑誌の懸賞で二人からの年賀状が当たったこと。

オリコンスタイルとかJUNONとかMyojoとかもいっぱい読んだなぁ。二人が出てるドラマは必ずチェックした。わたしのPCには溢れ出る衝動のままに収集したWaTの画像フォルダがありPCの結構な容量を占めています。
大学生になり社会人になり、あの頃のようになんでもかんでもは追えなくなってしまったけれど、テレビはできるだけチェックして「ウエンツ元気だな」「徹平相変わらずかわいいな」とほっこりする、特別な存在だったんです。

そういえば、初めてラジオを聴いたのもWaTがきっかけでした。二人が本谷有希子のANNにゲストで出た回を聴いて、そこからラジオ面白いなーと思って聴き始めて。
そこから広告やメディアの業界を志望するようになって、わたしは社会人になりました。二人に出会わなかったら今のわたしはいません。

わたしは夜からの参戦だったのですが、直前に解散を知って、周りにはぼろぼろ泣いているお客さんがいるのに、どこか実感できないまま。でも頭では「これが最後のライブだ」とわかっているから、とにかく全力で応援してライブを楽しもうと、そればかり考えていました。

結果、ほんとうにあったかいライブだった。
改めて実感したのは、ほんとうにバランスのとれた二人組だなと。
徹平ののびやかな歌声とウエンツの繊細な歌声。もしかしたら世間的なイメージとは逆かもしれません。チームとしてはウエンツが引っ張りつつ、音楽面では徹平が舵を切って、お互いに尊重しあい、補い合いながら成長してきたコンビだと思います。休止期間を経てもなんの違和感もなく、WaTは絶妙なバランスでステージに立っていました。ふたりが変わらない空気感でいてくれたから、わたしたちも「おかえり!」と素直に言うことができた。

でもそれでいて、表現力はずば抜けて上がっていました。特に徹平はドラマや舞台出演を重ねて、なんだろう、圧倒的なオーラを感じました。昔は(もちろんプロとして提供すべきクオリティを保ちつつ)未熟で、でもとにかくがむしゃらで一生懸命で、それがどこかノスタルジックなWaTのメロディに合っていてすごく胸を打った。そこから色々な仕事も経験して、きっと恋もしたことでしょう。あれが少年から青年になるまでの輝きなら、今はもうひとつ大人のステージに上がって、人生を重ねたことによる深みを感じました(なんか偉そうな言い方になってしまいましたが…)。

WaTの歌の良さって二人の等身大な気持ちが素直に伝わるところだと思うんです。
需要に応える、という感じで恋愛要素を含めた曲が多かったですが、基本的には自分たちの生き方とか、二人の関係性とかを歌っていて。いま聴いても全然色褪せないどころか、こっちも歳を取ってる分余計にぐっときてしまいました。
昔なにかのインタビューでウエンツが「友達は大学に進学したりしたけれど、僕らは彼らより少し早めに社会に出た。いつか友達が社会に出た時に聴いてもらえれば」というようなことを言っていて、いまのわたしがちょうどその段階なのかもしれません。

だからこそ、大人になったWaTがどんな景色を見ているのか、その歌を聴きたかったなぁ。この5年で彼らが何を観たか、その景色を歌にして欲しかった。
それを聴いてずっとずっと、応援していたかった。

5年ぶり再始動のWaT、活動休止中の不仲説に言及「ずっと仲良い」 | ORICON STYLE


今年の頭に再始動した時のインタビューを読み返していて、そうすると徹平が「正直、あのころのWaTを表現したいと思っても、良くも悪くも年を重ねてしまった今の自分たちには無理なんですよね。」と話していて、やっぱり解散はどこか必然だったんだなって、今になってすとんと胸に落ちてきます。
もし二人が個々の活動と並行してずっとWaTを続けてきて、変化をグラデーションで感じていたら、もしかしたら変化を楽しみながらこれからもWaTを続けて行くという選択肢もあったかもしれませんが、こればっかりはどうしようもない。この5年間の個々の活動は輝いていて、だからどっちが良かったということではなくて、結果論でしかないんです。

だって二人は本当に大きくなっちゃったんです。
夜のライブ、最後の最後まで二人は泣きませんでした。
始めてMステに出た時に、泣いて歌えなくなってしまっていた、そんな彼らが、「泣くと歌えなくなっちゃうから我慢してた」って言って、最後に洟をすすっていました。
一回りも二回りも、それよりもっと大きくなってしまって、急にWaTに戻るのは難しかったのかもしれません。

寂しいし涙が止まらなかったけど、どこかでは納得している自分もいて、もうありがとうしか出てこなくて、あの空間でお互いがお互いを想っているのがじゅうぶん伝わってきて、あの場にいられたことがすごく幸せでした。

いつか夢に手が届く頃、闇を抜けて君に幸あれ

二人の行く末が輝かしいものであるように願ってやみません。


もともと握手会には行っていない内向的なファンだったので、最後に行くかはわかりません。昨日のライブだけで、もうじゅうぶん過ぎるくらいな気もしています。

むしろ2月までにオールナイトニッポンをやって欲しいです。CDのおまけトークがだいすきだったので、最後にたくさん二人の仲のいいトークを聴きたい、そして出待ちしたい、という妄想です…笑