駆け込みでわたしの心を奪っていった男たち~NMR2015に寄せて~
いよいよ今年も能町みね子さんによるNMR2015好きな男アンケートが開催されます!
それに先駆けて10月くらいに自分の頭を整理すべくブログを書きました。
いざ、それを元に投票しようとしたのですが、やっぱり決められない…
人間、2か月時間があったらあちこち出かけられるからね、出かけられなくてもテレビもラジオもあるわけで、そりゃあ出会いは尽きません。
新しい人との出会い、今まで意識していなかった人の新な一面…
ということで、もう一度脳内を整理すべく、新たにわたしの心を掻き乱した人たちをとりあえず洗い出してみます。
まずこの2か月であった大きな出来事といえばWaT解散。
それに際していろいろな想いが溢れてきましたが、二人ともほんと、いい男になってしまって…!
徹平と言えば「かわいい俳優」の代名詞のような存在だったのに、なんだかものすごく色っぽくて、それに呼応するようにウエンツも精悍な顔つきになっていたのが印象的でした。久々に見たから変化に気付いたわけで、ずっと追いかけていたら気付かなかったかもしれない。今更で申し訳ない気持ちが募りつつですが…
女子高生の萌えの対象からOLの好きな男に変遷していく。これも10年の変化なのかとしみじみ。
ちなみにかっこいいなぁ~と眺めてしまう方々はいっぱいいらっしゃいますが、それだけでは男性は好きな男候補には入れていません。
この人をどうしたいのか?この人にどうされたいのか?を妄想してしまうというか、眺めるだけの関係を越えて、お互いの関係性をついつい考えてしまう人を「好きな男」の投票対象にしています。世の中かっこいい人が多くて、キリがないので…笑
そんなこんなで毎年絵になるなぁ~と眺めているだけだった氣志團の綾小路翔團長。氣志團万博に通いはじめてからなんとなく好きではあったのですが、今年になってtwitterをフォローしインスタをフォローし、「深夜喫茶スジガネーゼ」を録画していたら、どきどきするのなんのって。
あらゆるファンからのリプライに答え、その全てに愛が溢れている。気配りがすごくて、でも時には大胆な「漢」らしさを見せる。わたしが好きって言ったら両手を広げて抱きしめてくれそうな懐の広さにどきどきします。
今年はアーティストの方の勢いがすごい。というかわたしがライブに行っては影響されているのが如実に出ているだけなのですが。
恋に落ちたてのホヤホヤで恐縮ですが清竜人!ひとつ年下とは思えない出で立ち、振る舞い。もう全てが絵になりすぎて、でも時々見せるシャイなのかな?と思わせるような素の表情が愛おしい。でもステージでは何をしでかすかわからない。箱庭に入れて眺めていたいような、おとぎ話の王子様のような存在です。
王子様と言えばもう一人、神木隆之介くんも見逃せません。竜人くんが黒なら神木くんは白。バクマン。を観て「神木くんってこんなに目が吸い付く存在だったっけ!?」とびっくりしました。そのあと旅行に行った際に飛行機で「るろうに剣心」と「脳内ポイズンベリー」を観て、今までなんでわたしは気付かなかったんだ!?と恥ずかしくなりました。今更神木くんが良いなんて言えない…でも良いものは良い。どんな作品にも染まるのに自分の色を失わない、儚げなのに目を離せない独特の存在感。不思議と志田未来のことも飲みこめてしまう。なんでCDJ29日に出るんだろう。こちとら後2日券で30・31日の参戦だよ…
ああ、たった2か月ですらいろいろな出会いがある。
投票締め切りまであと10日。ハッシュタグをにやにや眺めるだけで楽しい期間です。
前に能町さんは集計は自力で、とつぶやいていた気もするけど、この集計作業をお手伝いできたらものすごく楽しかろうに…やりたいなぁ。
12/13 清竜人25@サンリオピューロランド
清竜人25はフェスで観る程度でワンマンに行ったことは無かったのですが。
ピューロランドでやるというニュースを聞き、メルヘンなものを見たいという好奇心と、幼児も多いサンリオでPG指定にならないかという怖いもの見たさが混ざった気持ちで初めてワンマン?へ。
結果、またとない貴重なライブでした…!
1曲目、興奮しておぼえてないのですが「Call♡Me♡Baby」だそうです(音楽ナタリーを読んだ)。いきなり夫人たちとキティちゃんとマイメロディが登場して会場歓喜!からのライブスタート!
竜人くんがいない…と思ったらステージ下手の花の中から登場しました…笑
つぼみの中から竜人が生まれる
なぜ1曲目の記憶が朧気かというとキティちゃんとマイメロのダンスがキレッキレすぎて度肝を抜かれたからなのですが、竜人くんが他の夫人たちと同じようにちょっかいを出してて、二人も軽く恥じらう、というやり取りが非常にかわいかったです。
そして興奮冷めやらぬまま2曲目「Mr. PLAYBOY…♡」に突入!!!
ライブのキラーチューンだからどこかでやるとは思ったけど、キャラクターと一緒にやるとは思っていなかった!「GO!GO!スケベ!スケベ!」コールにキティちゃんとマイメロが手拍子をするという非常にシュールな空間…というか、二人とも意外とイケる口なんだね!?という驚き。曲中では竜人くんが二人にキスしたりスカートをめくったりとやりたい放題!なのに何をされても「やだ~竜人くんたら♡」と言うように肩をぽんぽんと叩くだけで許してしまう二人。サンリオキャラクターの懐の広さを感じました。
曲順を忘れてしまったので滅茶苦茶なのですが、そこから「やっぱりWifeがNo.1♪」「逢いたいYO~♪」「プリ~ズ…マイ…ダ~リン♡」などを披露。会場をの要素を広く使った演出が非常にメルヘンチックでした。
竜人くんがきのこにもたれかかりながら歌ったり…
かと思うときのこの階段を上って竜人VS夫人たちの構図で歌ったり…
新曲の「Christmas♡Symphony」のお披露目になると会場の照明が星空のようにきらきらと輝きました。夫人たちは制服風のグリーンのチェック衣装で登場だったのですが、この曲に併せて作られたようです。
清竜人25というグループが異世界感満載のコンセプトの上、竜人くんの存在そのものがファンシーなので、フェアリーランドシアターの世界観にぴったりすぎてなんだか夢の中にいるよう。
竜人くんてMCで喋らないんですよね。岡村靖幸さんもそうですけど、歌いながらとか、歌に交えて話すことはあっても、アーティストから観客に「話しかける」ということが無い。ライブを観ていても「竜人くん楽しそうだな」とこちらが想像できても、本人からの言葉は無いので正解はわからない。想像を膨らませる余地をふんだんに残しているところがわたし達に現実離れした印象を与えているのかなと感じます。
さて、この日は第二夫人の清桃花ちゃんのお誕生日!
開演前には有志の方から、桃花ちゃんのイメージカラーである白いサイリウムの配布がありました。
ライブも後半に差しかかり、今日はやらないのかな…とやきもきしていたところ、ついに「The♡Birthday♡Surprise」のイントロが流れ、会場内全体が少しそわそわした空気に。そわそわしているけど、桃花ちゃんに悟られてはいけない、という感じ。そして竜人くんパートで一斉にサイリウムを折る!腕を上げる!白い光で埋め尽くされる会場!
キャパ300くらいの小さい会場で、どこからでもメンバーの表情がよく見えるんです。なので、桃花ちゃんが泣きそうになった瞬間もくっきりと見えた。わたしまでぐっときました…
曲が終わってハッピーバースデーを歌って、竜人くんからポムポムプリンの巨大なぬいぐるみのプレゼント。相変わらず竜人くんは喋りませんが、キティちゃんたちがいたときのニヤニヤ笑いとは違って、一年間苦楽を共にしてきた仲間に対する温かい笑顔のような気がしました。
ひとしきりお誕生日のセレモニーも終わり、最後の曲は「Will♡You♡Marry♡Me?」
一度ステージ袖に引っ込んだ竜人くんが出てこない…と思ったらポムポムプリンが登場!キティちゃんたちより短い手足で懸命に、しかし見事に竜人くんのパートを踊りこなしていました(歌は竜人くんが袖で担当)。
夫人たちからの「桃花、おめでとう!」そして竜人くんからの「桃花愛してるぜ!」というアドリブも炸裂し、大団円の中ライブは終了。
40分という短いステージでしたが、ものすごく密度の濃い、充実したライブでした。
アイドルという存在を「日常を忘れて夢を見せてくれるもの」と定義するのであれば、清竜人25に勝るグループはいるのでしょうか。コンセプトも竜人くんの存在もおとぎ話のようで、でもアイドルとファンという関係でわたし達は確かにコミュニケーションを取っている。日常の中の非日常。手を伸ばせば届く夢の世界。そのバランスが絶妙で、唯一無二の存在感を出しています。
清竜人25って夫人たちのMCもぐだぐだだったり、振りも間違えちゃったり、未熟という言葉がぴったりでこれからの期待値を込めて応援しているファンの方も多いと思います。
これから清竜人25が大きくなっていった時に、桃花ちゃんにとって、今回のお誕生日がいつまでもいい思い出として残ってくれたらいいな、と思いました。辛くなった時も、誕生日で見たサイリウムを思い出して頑張れるような、そんな光のひとつでいられたら、それはとても幸せなことです。
企画してくださったポムポムプリンのコスプレをしたお兄さんはじめ有志の方、幸せな空間をありがとうございました!(この声が届きますように…!)
他の夫人のみんなともこんな思い出を作って行けるように、これからも応援していきたいなと改めて感じたライブでした。
※音楽ナタリー読んだら1曲目は「どうしようもないよ…」ではなく「Call♡Me♡Baby」とのことだったので修正しました。大変失礼いたしました。
おうちを買うまで② 中古マンションを買った女の動機
|鰻の寝床に住むのは2年が限界
小娘だと思ってなめやがって…といま思い出すと腹立たしいですが当時のわたしは本当になめられても仕方がない小娘でした。
|頼りになるのは自分!そして家族!
おうちを買うまで① 中古マンションを買った女のプロフィール
わたしのすきなジェーン・スー氏と雨宮まみさんがトークショーをした時に「不動産という教科を学校で教えるべき」と言っていて、激しく同意したのですが、それにはまだまだ時間がかかるだろうということで。
せっかくなので、わたしの思い出を書いて行こうと思います。
|中古マンションを買った女のプロフィール
生きる上で必要もないのになぜ僕らは楽しそうに踊るのか
WaT事変から数日、今でも心のどこかに穴が開いたような寂しさを抱えながら毎日を過ごしています。まだ余韻を引きずって、家でひたすらWaTの曲を聴いてセンチメンタルになったりして。まさかこんなにダメージを受けるとは。失ってから気づくとはよく言ったものです。
いつまでテレビやラジオやバンドやアイドルを追いかけていくんだろう。
最近よくそんなことを考えます。
当方、最後の昭和世代で今年で27歳になります。
周りでは結婚ラッシュが始まり、あまつさえ親になる人が出てくる。
かたやわたしは、ももクロに会いに静岡へ大阪へ、氣志團に会いに木更津へ、週末はライブやフェスに繰り出し、平日はフットワーク軽くラジオの出待ちに向かう。
気がつけば、わたしが今でも夢中なあの人は、友人にとって「昔すきだった、懐かしい!」というノスタルジーの対象になっている。
わたしだけが一人享楽的に時を持て甘し、時間の経過に気づかないふりをして歪な大人になってしまいました。
ライブ会場とは同じ志を持った者共が集いし場所ですから、別にわたし普通じゃん、みんなと一緒じゃん、という感覚に陥る。しかしふと視線を外にやれば、追っかけ活動を微塵もやらない人がいて、それは自分が思っているより多数だと気づく。
なにかにものすごく熱をあげながらも、いつかこの恋心も若気の至りになるのかな、などと楽観視していた学生時代の予想に反して、自分で遣えるお金が増えれば増えるほど活動範囲は広がっていきました。まさかわたしは、WaT解散であんなにぼろぼろ泣く大人になるなんて思っていなかった(むしろWaT解散なんて思っていなかったけど!)。
今だって、あと数年経てば落ち着いて、年甲斐もないと悩んでいたことも想い出になってしまうのだろう、と思うときもあります。ただ一方で、三つ子の魂百までという言葉があることも認識しています。
そもそも、テレビやラジオやアーティストに夢中になるってなんなんでしょう。
わたしがすきなものはざっくり括ってしまえば「エンタメ」と呼ばれるジャンルのもの。もちろん時事ネタを織り交ぜた社会派の漫才師や世界平和を呼びかけるアイドルもいますが、ざっくり言ってしまえば娯楽の世界です。
(もちろん、そのコンセプトや思想にどこかで共鳴してわたしたちは応援するわけですが、今回は「いい年して娯楽に精を出しすぎること」について考えてみます)
キュウソネコカミの「MEGA SHAKE IT !」という歌の中にこんな歌詞があります。
人は踊る 時を超えて 音に合わせ 身体揺らす
生きる上で必要もないのに 僕ら楽しそうに踊る
確かに…! 端的に言い表しすぎてぐうの音も出ません。
(音楽で飯を食ってる人が生きる上で必要ないと言っちゃうのは皮肉ですが、それがキュウソの面白いところです)
話は逸れますが、そんな生きる上で必要がない音楽が、小学生の時から学校の授業に入っていることもちょっと面白い。
極端な話ですが、音楽の先生が「音楽を勉強しておけば無人島に行っても困らない(歌って時間を潰せるから)」と言っていて、なるほど!と思ったことを覚えています。
そしてわたしにとっては音楽をはじめとする娯楽は「生きる糧」であり、そこでもらったものをエネルギーに変えて今日までを歩いて来ました。
学生時代は学生なりの、いまは社会人なりの悩みや憂鬱な現実があります。お笑いを見たりライブに行くと、その時間は悩みなんて頭からすっこ抜けていて、日常に戻ると「同じ人間があんなに輝いているのだから、わたしも頑張ろう」と気持ちをリセットして日々に向き合うことができます。「毎日がどうしようもなく退屈でも、その延長にこんなに楽しい一瞬があるなら日々を真剣に過ごそう」というモチベーションになります。
言わば薬物を投与しながら生きている状態で、一度はまったらなかなかやめられない辺りは麻薬と同じかもしれません。
麻薬ではないので非情に健全ですし、それで生活サイクルが成り立っているのだからいいじゃん、という話なのですが(金銭的には若干破産気味ですが…)先述の「いい年して」という後ろめたさが日に日に強まっていく。
「生きる上で必要もないもの」を「生きる糧」にしてしまっていいのだろうか。それは確かにロマンチックなことではあるけれども、そんなロマンを味わう年齢はとうに過ぎたのではないかと。
もしかしたら、結婚とか子供とか、新しい「生きる糧」を見つけたら変わるのかもしれませんし、結婚にも子育てにもストレスはつきものでしょうから、そのモチベーション作りのために、やはりわたしは追っかけの業を一生背負って生きていくのかもしれません。
ただここまで応援してきた過去は消えないし、すきすぎる余りに広告会社という微妙に掠ったような業界に就職してしまった自分がいたりもします。
結論としては出ないんです。すきなものをそう簡単にはやめられません。
生きる上で必要がなくても、踊りたい限りは楽しそうに踊るしかないという諦めの気持ちではあるのですが、いつかこれが若気の至りと呼ぶ日が来たとしても、その道の末に今の自分がいるという事実を抱きしめて、そこから得たエネルギーで自分が生きてきたということに感謝して、今を享受するのみです。