社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

おうちを買うまで⑥ とりあえず内見に行ってみよう

さて、マンション購入講座から勢いで内見まで申し込んでしまったわたし。
結論から行ってしまうと、最終的に買うのは最初に見たおうちでした。

中古マンションの内見あるある

いよいよ内見当日。
ひとりで行くのは心細く、客観的な意見も聞きたかったので両親にも一緒に来てもらうことにしました。
マンションに現地集合で、集まったのはわたし・両親・売主さんの代理の不動産屋さん・わたしの担当の不動産屋さんの5人。売主さんはその日はお仕事とのことでご不在でした。

これは中古マンションあるあるでは…と思うのですが、その時マンションには売主さんがまだ住んでいました。
売主さんの住み替えでマンションを売るということなので、できるだけギリギリまで住んでいるはずだし、確かに考えてみれば自然なことなのですが、言われたときは「入っていいんだ!?」とちょっとびっくり。
なので当然ながら、部屋の中には家具などが普通にセッティングされている状況。

新築マンションのモデルルームはいかにも「ラグジュアリーな暮らし!」満載のお洒落家具達をお洒落にレイアウトしてあるので、どうしても豪華になりがち。実際に自分が住むとどんな部屋になるのかな、というイメージがつきにくいのに対し、中古マンションは自分と同じくらいの金銭環境に置かれているであろう人が実際に住んでいるおうちにお邪魔するわけで、住んでいるイメージをリアルに考えることができます。売主さんがいらっしゃる場合は実際に住んでいる人の生の声を聴けるのもメリットでしょう。
それから新築マンションと違って周りの部屋には先に住んでいる方がいるので、運が良ければマンションの住人の方とすれ違うことも。なんとなく雰囲気がわかります。いざ買ってみて「周りに頭おかしい人が住んでいたらどうしよう…」と不安になることはありません。

一方で、あんまりじろじろ見るのも気が引けるし(まあ見るけど…)、写真とかあんまり撮ると注意されるし(まあ撮るけど…)、ものが置いてあるため隠れている部分の汚れ加減とかはわからないし(こればっかりはどうしようもない)等々、ちょっとやりにくいな、と感じてしまうのがデメリット。

それから、新築と違ってパンフレットが無いので、お願いして新築時のものをいただきました。これで内見後に地盤や物件の詳細情報をチェックします。

 

いざ、お部屋にお邪魔します!

おそるおそるお邪魔して、入った瞬間の印象は「広っ!」。
わたしの住んでいた鰻の寝床と大違いの広いおうちです。さすが1LDK!
洗面台が独立している!カウンターキッチン!3口コンロ!セミダブルベッドが置ける!お風呂も広い!トイレで手が洗える!ウォークインクローゼット!
という感じで、一気にテンションが上がる上がる。

売主さんがまだ住んでいて、新築と違って気になったタイミングでお邪魔することはできないので、テンションがあがりながらも隅から隅までハイエナのようにチェックしていきます。
とは言っても今までの家とは比べるまでもなくいい家なわけで、設備の有無というよりは築5年のくたびれ加減が主なチェックポイント。

事前に一点気がかりだったのが、高速の真ん前という立地でした。
騒音があったり、埃っぽかったりしたらやだなあ、と心配していたのですが、音も全く気にならないし、バルコニーが高速から離れていたので洗濯物も問題なさそう。
わたしの心はそれはそれは高まりました。

最後にゴミ捨て場、駐輪場、郵便受けなどのインフラを見て終了。
セコムも入っていて安全面も問題無さそうでした。

 

いいおうちには落とし穴も…

かなり申し分のない物件でしたが、別れ際に不動産屋さんから「この物件はいい条件だし、安いので、短期で決まってしまうだろう」と釘を刺されました。
あんまり悩んだり比較検討したりはできなさそうとのこと。
半分脅しもあるのでしょうが、初めてのマンション購入者にはなかなかハードルの高い作業…

最後に、家族でマンションの周辺を散歩。一応知っているエリアとは言え、近くに変なサムシングがないか最終チェックです。
近くの商店街はわりかしシャッター通りでしたが、スーパーもあるし、静かでのどかな雰囲気で、こちらも合格。

ちょうどお昼の時間だったので、家族でお昼を食べながらああだこうだと感想会に。
両親ともに好印象のようです。

さらにこの近場で新築マンションのモデルルームがあったので、せっかくだしそちらも見に行くことにしました。

先のことだからまだ大丈夫?マンション建て替えについて考えてみる

マンション建て替えの基準が緩和されるというニュースがありました。

施行開始は今年からだそう。

わたしのマンションは約70戸が入っているので、今までは5分の4である56戸の同意を得なければいけなかったところ、今後は3分の2である46戸の同意を得ればOK!ということになります。
10戸なのであんまり変わらなそうですが、団地のような大きいマンションだとぐっとハードルが下がりそうですね。

 

今のところは何の影響もなさそうなニュース、できれば影響がないまま終わればいいのですが、ちょっと考えてみます。


マンションを購入した時に、「長期修繕計画書」というものをいただきます。

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上の図はネットからパクってきたそれっぽいやつで、うちのマンションではありません。


ローンとは別に管理費として徴収されているお金がありますが、その一部は管理人さんの人件費やセコムなどに支払われ、一部は修繕積立金としてどこかに蓄積されます。
修繕計画書とは、この修繕積立金として貯めてあるお金が、今後どのように使われていくか。マンションをどのタイミングで修繕して、都度いくらかかるのかの収支がわかる予定表になっています。

さて、わたしのマンションの計画書を引っ張り出してみると、マンションが建った2010年から、築30年となる2040年までの修繕の予定が書いてあります。
12年おきに大規模な修繕があり、それとは別にポンプなどの設備の交換がちょこちょこあるとのこと。全て貯められた管理費で賄われる予定で、例えば住人さんが極端に少ない、なんてことがなければ問題無さそうです。

…と、ここで、そこから2040年以降の予定が無いことに気が付いた。

マンションの修繕計画ってそういうものなんですかね?

今のところ、このマンションに住むのは長くて5年くらいで、そのあとは売ろう、と考えていますが、先のことはわかりません。
さらに妄想を広げて、もし2040年までずっとこのマンションに住んでいたら?と考えてみます。

まず、ローンについて。わたしは35年ローンを組んでいるので、もし繰上返済もせずに2040年までこつこつローンを払い続けていたとしたら、あと10年残っています。

もし、ここで建て替えの話が起きたとしたら?築30年というと、きっと老朽化も進んでいるはず。建て替えという話が出てもおかしくありません。
その時わたしは52歳!悲しい現実ですがきっと両親も亡くなっている可能性が高い。他に親しい親戚もいないので身寄りもなく、結婚もせずに女友達とやいのやいの寂しさを紛らわせながら、この都会の真ん中で図々しく生きている可能性は十分にあります。


ここで「建て替えをするので1年間マンションを立ち退いてください」と言われたら、多分めっちゃ困る。というかマンションの立ち退きって1年じゃ済まないんだろうな。

そうしたら、わたしは仮住まいの賃貸のマンションを探さなくてはなりません。
マンションの建設会社ではそういう時に何か補償してくれるサービスを備えているのでしょうか。ローンもまだ10年残っているのに、その上家賃も払うとなると多分やっていけません。なんならその数年前から、修繕積立金の他に建て替え用のお金を徴収され始める可能性もあります。というか建て替えの時って住んでないのにローン払わなきゃいけないのかな…それは虚しい…
もうそうなったらいっそ売ってしまいたいけれど、その時に誰か買ってくれるのかな。

それとは逆に、もしかしたら40年後にわたしは7億の宝くじを当ててローンも完済し、建て替えて綺麗なマンションに住めるなんてラッキー!と思っているのに所有者の3分の2の同意が得られずに断念…なんてこともあるかもしれません。


これはものすごくネガティブな方へ、ネガティブな方へと考えた場合の未来なので、そうなる可能性は低いです。でも、無いとは限らない。

このニュースに関して良いとかよくないとかいう話ではなく(そういうことはよくわからないので識者のみなさまにお任せします)、意外と自分に影響するかもしれないぞ!?という印象を受けました。不動産に関して勉強したつもりだけど、結構無知な自分に気づく。

①一般論として、マンションの建て替えにはどれほどの年数・費用がかかるのか?
②その間、住人はどうやって仮住まいに引っ越すのか?その段取りや補償について
③自分の住んでいるマンションの2040年以降の修繕計画について
④そもそも現行の修繕計画は滞りなく進んでいるのか?

こんなことも知らずにローンを組んでしまっていることにびっくりですが、無知なことに気付けたのはいいこと。①・②は勉強すればわかりそうですし、③・④に関してはマンションの組合に参加すると何か見えてきそうです(ただ、マンションの修繕計画は昨年見直しがあったばかりのはずなので、次の組合に参加しても話題には出なさそうだなあ…)。他のマンションの修繕計画も見てみたいなあ。

今回のことに限らず、意外とニュースが自分に関係がある、というのはおうちを買ってものすごく実感していること。あんまり見ないニュースですが、しっかりチェックせねばと気を引き締める年末年始でした。

おうちを買うまで⑤ 個別相談会でもう少し詳しく話を聞いてみよう

初心者のための住宅購入セミナーを受け、気持ち的には住宅の修羅と化したわたしは研究会の銀座ルームに行ってみることに。
場所は有楽町マルイのすぐ隣のビルの一室。入ると、主に都内のマンションの資料や、その他住宅に関する本や雑誌がたくさん置いてありました。
マンション資料はエリア別にまとめられています。希望エリアのあたりをなんとなく手に取ってみると、わたしが住みたい町はやはり高い。厳しいのかな…と暗雲が立ち込めます。

マンション資料や雑誌をぱらぱら見ていたところ、、奥のスペースで個別相談会をやっている声が聞こえてきました。もう少し相談したかったので、わたしも受付のお姉さんに申し込み。先ほどのミニ個別相談会でいまの希望エリアは難しいというお話を聞いたので、わたしが組めるローンだとどのようなエリアが適切なのかを聞いて、今後の方針を考え直そうという目的です。
(あとはわたしの希望エリアはどうしても無理なのか、複数人の意見を聞きたいという諦めの悪い気持ちもありました)


基本的には事前予約が必要なようなのですが、たまたま先生の時間が空いていたのでそのまま相談会へ。今度の先生は女性で、こちらもベテランそうな頼もしいオーラを放っていました。
ここでも先ほどの先生同様に年収・月々払える額などの金額条件と希望エリアを伝えます(先ほど厳しいと言われたことは黙っていました)。
そうすると同じように予算シミュレーションをしてくれて、それからもう少し細かい金銭状況を聞かれました。
曰く、わたしの年収から想定した組めるローンから見たら、わたしが月々払える額はもう少しあるのではないか…等々。わたしは年齢の割に結構手厚い保険に入っていたり(入院と死亡)、それからいくら家は資産と言えども少しは貯金もしたかったので、その旨を伝えたところ、「なるほどね~」と。特にぼったくられそうな印象は無く客観的に意見をくれている感じでした。

それで、「じゃあ、ちょっと物件探してくるから待っててね」と立ち上がった。

消極的なコメントをもらったばかりだったので予想外で、「え、あるんですか?」と聞いてしまったのですが、「だって好きなんでしょ?そのエリアが」とあっさり。
好きなエリアがあるならまずそこで探してみましょう、それで条件が合わなかったらエリアを再考してみましょう、とのこと。
わたしの希望を優先して一旦探してみよう、と言ってくれたのが結構嬉しくて、なのでこの研究会以外でお会いした方々も含めてこの先生が一番合うな~と思いました。

結論から言うと、そこで紹介されたマンションに引っ越しました。
希望エリアと、数駅離れた範囲までで4~5件程度中古の情報を持ってきてもらったうちのひとつです。
1LDK、築5年、西向き。間取りを見る限りでは申し分ないですし、築浅なのもいい。場所も、当時わたしが住んでいたマンションから近くてとても良い。
その他に紹介してもらったのはどれも1LDKのマンションですが、築年数が古いマンションだったり、洗面所が独立していない(トイレと一緒のスペースにある)ものだったり、駅から微妙に遠かったりと、ところどころテンションの下がるポイントがあり…。まあ明らかにババ抜きでジョーカーだけ頭一つ飛び出して「これを引け!」みたいな状態になっているんですけど、確かにとてもいい物件ではあったので、とりあえずホイホイ釣られてみようと思い、その場で内見の予約を入れました。

おうちを買うまで④ マンション購入講座に行ってみた

さて。いざ初めてのマンション購入講座へ。
受講者は50人ほど。「女性のための」マンション購入講座なので全員女性です。
年齢層は20代~50代くらいまでいたのかな?という感じで主に30代くらいの人が多い印象。わたし(26歳)は割と若い方でした。

講座の内容は、ざっくり下記のようなお話でした。

①不動産の地価は上がり下がりがあるから、買うなら今だよ
②じゃあ実際に、誰が買えるのか?マンション購入の条件は?
③いい物件とは?地盤や築年数の考え方
④おすすめのエリア

あんまり営業妨害にならない程度に内容をご紹介…(2015年1月受講時点のお話です)

 

①不動産の地価は上がり下がりがあるから、買うなら今だよ

不動産の値段の内訳は土地のお金+マンション建設の企画費・人件費。
オリンピックに向かってなぜ不動産の価格が上がっているかというと、土地代もさることながら、人件費が高騰するためだそうです。何をするにも人件費が一番高いのは世の理なのですね…
不動産価格は上がってきているので、2015年の春ごろまでが購入の最後のチャンス。それまでに買わなければ、お金を貯めてオリンピック終了まで待つのがいいようです。

 

②じゃあ実際に、誰が買えるのか?マンション購入の条件は?

ここでこの講座のキラーフレーズ「年収300万からマンションが買える!」が飛び出しました(もちろん、低金利のローンを組んで…等条件はありますが)。今って金利も低くて本当に買い時なのですね。ただ、それがいつまで続くかは誰にも保証はできないので、安全を期して慎重に検討していきたいところではあります。
組めるローンの目安は年収の6~7倍とのこと。だんだん自分の身の丈が見えてきました。

 

③いい物件とは?地盤や築年数の考え方

さて、徐々に専門的なエリアに入っていきます。
よく言われる「地盤」ですが、しっかりしていない地盤に建てるときほどマンションの柱を地中深くまで埋める必要があります。浅ければそれは地盤がしっかりしているということ。文京区や墨田区は結構いいそうですが、場所によっても異なってくるので都度しっかり確認する必要がありそうです。
それからハザードマップも要チェック。ちなみにわたしの家は神田川の付近で微妙に氾濫の危険性があります…w
さらに中古マンションの場合は建築確認番号の日付もチェックすべしとのこと。姉歯事件以降に基準の見直しがあったりしたらしく、自分には関係ない単なるニュースだと思っていたものが実はわたしたちの暮らしにしっかり影響しているんだなと感じました。

 

④おすすめのエリア

不動産の見方を教わったところで最後におすすめのエリアの紹介。この辺りは売り込みも多分に含まれるでしょうが池上線のあたりは高い場所にあっていいらしいです。あとは再開発のお話など。よく「未来の地図」みたいな本に書いてありますが、20XX年に駅前に大型SCが誕生!とかがあるとその近辺は人気になりますよね。わたしの地元ですら実家に帰るたびに見知らぬお店ができていて、日々めまぐるしく町が変わっていくのを実感します。定期的に情報をキャッチしておくと不動産王になれるかもしれません(保証はできませんが…笑)。

 

まとめ

不動産に関する基礎知識から、買うまでの流れ、チェックポイントを丁寧に解説していただく感じ。仕組みの背景や理由から噛み砕いて教えてくださるので納得しながら進めて非常にわかりやすかったです。何をしていいかわからない初心者が行くには非常にとっつきやすいセミナーなので、まずここに行って基礎知識を備えてから動き出すというのはおすすめです。
基本的には新築マンションを買う人がメインの講座で、中古はサブって感じです(中古は別でセミナーもあるようで、今度行ってみようと思っています)。
講座終了後には希望者に個別相談会も行われ、せっかくなので、これも申込してみました。

「女性のための」と冠のある研究会ですが、わたしがお話したのはおじさんの先生でした。ベテランの雰囲気を漂わせ、プロの手つきで電卓を叩きます。年収と現在の家賃などをお伝えすると、ざっくりこのくらいのローンを組める、という試算をしてくれました。さらにわたしの場合は希望エリアがあったのでお伝えすると、まず新築は厳しいので、中古がいい、というか中古でも結構厳しいだろうとのコメント。
えー!そうなの!?
いま住んでいるエリアがお気に入りだったので、できれば、というか絶対周辺で探したいと思っていたわたし、かなりショック…
わたしの落胆がよっぽど顔に出ていたのか、エリアを変えないと条件に合う物件は厳しいよ、と言いつつも、近くに研究会の銀座支店?があり、中古から新築まで資料があるからそこでいろいろ物件を見てみるといい、とアドバイスをくれました。
こうなりゃこっちも乗りかかった船です。「とことんやってやるよ!」という気持ちで行ってみることにしました。

 

いちモノノフが、ももクリイベント運営に関して思うこと

何様だよというのと、内々の事情をよく知らないことを承知で書いてみます。

ももいろクローバーZと言えばライブだと、ライブと言えばももいろクローバーZだと思います(先日のFNSアイドルコラボの時に、AKBメンバーはヒールの靴を履いていて、ももクロは少し厚底っぽいけどヒールではない靴を履いていてなんだか納得でした)。

だからももクロのみんなはいろんなチャレンジをします。そして運営のみなさまも試行錯誤していく。

 

夏のエコパに参戦した時は(8/1(土))帰りの渋滞がまあ酷くて、トンネルの中で缶詰になった時にはあまりの熱気にあわや熱中症になるところだったという思い出があります(JRの事故なので運営に関係ないと言ってしまえばそれまでですし、わたしが浜松を去った後に川上さんが大活躍されたのも知っています。ただ、事故が起きた時点で動き出していたらもう少し混乱が少なかったのではないか…とイベントを仕事の一部にしていた身としては思ってしまいます)。

からの、今回のももクリ。事前の情報が少なく前日まで不安だったのですが、結果とてもスムーズに移動できて本当に感謝しています。軽井沢駅からのシャトルバス車内では素敵な音声ガイドもありましたし、ネットを見るとバスツアーの方はネックウォーマーのプレゼント特典があったとか!毎回のAGOフェスや今回のヨシミーランドといい、運営をスムーズに行うだけではなくて、ライブの前後も快適に過ごせるような仕掛けがたくさんあって、そのホスピタリティに行きのバスの中でちょっと泣いてしまいました。


そのうえで、今回の反省点をいち参加者の目から考えると、前述の通り事前の情報が曖昧という点に尽きるのではないかと思います。初ゲレンデライブということでスタッフの方にも読めない、明言しがたい点もあったのかとは思いますが、こちらもどれくらいの準備で行ったらいいのかがよくわからないまま当日を迎えてしまいました(もっと積極的に情報を取りに行けばいろいろとイメージがついたのかもしれませんが…)。
なので、制作会社に勤める部外者のわたしが考えた、事前にこんなものがあればな~という妄想を記録してみます。

 

①ももクリサイトに情報を集約する

まず、今回のライブで思ったのは情報があちこちに散ってしまっているな、ということ。それをひとつに集約するだけで大分変わるのではないかと思いました。ももクリサイトを「ここを見ると情報がまとめてある」ものと定義して、決めて作ってしまえばユーザーが情報を集めやすいと思いました。全てを詰め込むと見づらくなってしまうので、さわりだけでも書いておくというか。

細かいことですが、例えばサイトトップで[ももクロLIVEインフォ]のツイッターアカウントへのリンクが貼られているのに、ツイートの中身を見られません。正確に言うと「#ももクリ」ツイートを集める中に埋まっている。そのため、ももクロLIVEインフォのアカウントがどんな情報を発信しているのかわからないし、ツイートを見るためにはそこからツイッターへアクセスするという、もうひと手間がかかってしまう。

なので、公式の情報(LIVEインフォやkwkmツイッター)を発信する枠と「#ももクリ」で集めた感想などを掲載する枠と2つ用意しても良かったのではないかと思います。個人的にツイッターの引用枠は2つ程度であれば多くない気がします(氣志團万博サイトは氣志團スタッフと翔やんのツイートを引用する2つの枠がありますが、そんなに気にならないので)。

 

②優先度の高い情報を上に載せる!

ももクリのサイト、入場方法が一番下にあるのですが、これってライブ前日に一番読み返したい項目だと思うんです。

なのでチケットとか、もう終わった情報を一番下に持って行って、直前に必要な情報を上にする、というレイアウトを調整するだけでも、だいぶ探す手間が省けたのではないかと思います。

むしろ1ページ内に全て収めて長いページにしないで、項目ごとにページを分けた方が見た印象としてスッキリするかもしれません。

 

③当日のモデルプランを作成する

今回はとにかく当日が不安で仕方なかった!簡素でいいのでスケジュールを作ってくれると全体の概要を把握できてよかったのではないかと思います。先日、CDJ15/16のチケットが届いたのですが、同封のしおりに「CDJの楽しみ方モデルプラン」のようなものが書いてあってわかりやすかったです。

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こういうイメージ

ひとつ基準とするものがあると「10:15に軽井沢に着けば10:30~のバスに乗れそうだな」とか、「チケット認証後に時間が余りそうだからお昼ご飯を持参しよう」とか、いろいろカスタマイズもできたなあと。今回のように遠征の場合は予算も載せてもいかもしれません。

よく進研ゼミのDMでサクセスストーリーマンガがありますが、例えばそういうストーリー仕立てにしても面白そうです。

それから一番不安だったのが会場の様子!「立ち見・椅子なし」ということは理解していましたが、さすがにあの会場MAPじゃわかんねえよ!と前日に悶絶しました。足元は雪なのか?雪だとしたら結構深かったりするのか?周りに囲いはあるのか?ゲレンデということは斜面で見るのか?…等々。
ステージ装飾などのネタバレは当然いりませんし、パースとまでは言いませんが、会場のイメージはイラストでもなんでもいいので欲しかったなと思います。

 

以上、イベント運営に関する感想でした。
ライブの感想は、雪が降ってきて奇跡かと思った(23日)・みんなかわいかった・かつ綺麗で大人になったと思った…等々、つまり最高だったの一言になってしまうので、イベント運営に関して思ったことを書いてみました。


これはあくまでも妄想であり部外者のヤジです。

でもライブが本当に最高だから、事前の不安も少しでも解消されるともっといいというか、とっつきやすい存在であって欲しいと思うんです。
とっつきやすいというのは開拓をやめるということではありません。そうではなくて、ももクロの活動に興味を持った人に対してはウエルカムな姿勢であって欲しい、ということです。
例えば最近ももクロを好きになって、ライブに行きたい!と思い立った人が今回のサイトに行ったら絶対わからないと思うんです。そういう意味で、まだまだ下げられるハードルはたくさんあると思っています。
今回、「こんな雪山まで来てくれるモノノフさんとの絆を感じた」とメンバーが言ってくれて、わたしはすごく嬉しかった。だけど同時に、モノノフというのを閉ざされたコミュニティにせず、ももクロを好きな全ての人に開け放たれた門戸であって欲しいと思っています。たくさん仲間が増えるのは嬉しいことです(それでライブの競争率が高くなるのは嬉しくないのですが…笑)。


いちモノノフのひとり言でした。