社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

いちモノノフが、ももクリイベント運営に関して思うこと

何様だよというのと、内々の事情をよく知らないことを承知で書いてみます。

ももいろクローバーZと言えばライブだと、ライブと言えばももいろクローバーZだと思います(先日のFNSアイドルコラボの時に、AKBメンバーはヒールの靴を履いていて、ももクロは少し厚底っぽいけどヒールではない靴を履いていてなんだか納得でした)。

だからももクロのみんなはいろんなチャレンジをします。そして運営のみなさまも試行錯誤していく。

 

夏のエコパに参戦した時は(8/1(土))帰りの渋滞がまあ酷くて、トンネルの中で缶詰になった時にはあまりの熱気にあわや熱中症になるところだったという思い出があります(JRの事故なので運営に関係ないと言ってしまえばそれまでですし、わたしが浜松を去った後に川上さんが大活躍されたのも知っています。ただ、事故が起きた時点で動き出していたらもう少し混乱が少なかったのではないか…とイベントを仕事の一部にしていた身としては思ってしまいます)。

からの、今回のももクリ。事前の情報が少なく前日まで不安だったのですが、結果とてもスムーズに移動できて本当に感謝しています。軽井沢駅からのシャトルバス車内では素敵な音声ガイドもありましたし、ネットを見るとバスツアーの方はネックウォーマーのプレゼント特典があったとか!毎回のAGOフェスや今回のヨシミーランドといい、運営をスムーズに行うだけではなくて、ライブの前後も快適に過ごせるような仕掛けがたくさんあって、そのホスピタリティに行きのバスの中でちょっと泣いてしまいました。


そのうえで、今回の反省点をいち参加者の目から考えると、前述の通り事前の情報が曖昧という点に尽きるのではないかと思います。初ゲレンデライブということでスタッフの方にも読めない、明言しがたい点もあったのかとは思いますが、こちらもどれくらいの準備で行ったらいいのかがよくわからないまま当日を迎えてしまいました(もっと積極的に情報を取りに行けばいろいろとイメージがついたのかもしれませんが…)。
なので、制作会社に勤める部外者のわたしが考えた、事前にこんなものがあればな~という妄想を記録してみます。

 

①ももクリサイトに情報を集約する

まず、今回のライブで思ったのは情報があちこちに散ってしまっているな、ということ。それをひとつに集約するだけで大分変わるのではないかと思いました。ももクリサイトを「ここを見ると情報がまとめてある」ものと定義して、決めて作ってしまえばユーザーが情報を集めやすいと思いました。全てを詰め込むと見づらくなってしまうので、さわりだけでも書いておくというか。

細かいことですが、例えばサイトトップで[ももクロLIVEインフォ]のツイッターアカウントへのリンクが貼られているのに、ツイートの中身を見られません。正確に言うと「#ももクリ」ツイートを集める中に埋まっている。そのため、ももクロLIVEインフォのアカウントがどんな情報を発信しているのかわからないし、ツイートを見るためにはそこからツイッターへアクセスするという、もうひと手間がかかってしまう。

なので、公式の情報(LIVEインフォやkwkmツイッター)を発信する枠と「#ももクリ」で集めた感想などを掲載する枠と2つ用意しても良かったのではないかと思います。個人的にツイッターの引用枠は2つ程度であれば多くない気がします(氣志團万博サイトは氣志團スタッフと翔やんのツイートを引用する2つの枠がありますが、そんなに気にならないので)。

 

②優先度の高い情報を上に載せる!

ももクリのサイト、入場方法が一番下にあるのですが、これってライブ前日に一番読み返したい項目だと思うんです。

なのでチケットとか、もう終わった情報を一番下に持って行って、直前に必要な情報を上にする、というレイアウトを調整するだけでも、だいぶ探す手間が省けたのではないかと思います。

むしろ1ページ内に全て収めて長いページにしないで、項目ごとにページを分けた方が見た印象としてスッキリするかもしれません。

 

③当日のモデルプランを作成する

今回はとにかく当日が不安で仕方なかった!簡素でいいのでスケジュールを作ってくれると全体の概要を把握できてよかったのではないかと思います。先日、CDJ15/16のチケットが届いたのですが、同封のしおりに「CDJの楽しみ方モデルプラン」のようなものが書いてあってわかりやすかったです。

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こういうイメージ

ひとつ基準とするものがあると「10:15に軽井沢に着けば10:30~のバスに乗れそうだな」とか、「チケット認証後に時間が余りそうだからお昼ご飯を持参しよう」とか、いろいろカスタマイズもできたなあと。今回のように遠征の場合は予算も載せてもいかもしれません。

よく進研ゼミのDMでサクセスストーリーマンガがありますが、例えばそういうストーリー仕立てにしても面白そうです。

それから一番不安だったのが会場の様子!「立ち見・椅子なし」ということは理解していましたが、さすがにあの会場MAPじゃわかんねえよ!と前日に悶絶しました。足元は雪なのか?雪だとしたら結構深かったりするのか?周りに囲いはあるのか?ゲレンデということは斜面で見るのか?…等々。
ステージ装飾などのネタバレは当然いりませんし、パースとまでは言いませんが、会場のイメージはイラストでもなんでもいいので欲しかったなと思います。

 

以上、イベント運営に関する感想でした。
ライブの感想は、雪が降ってきて奇跡かと思った(23日)・みんなかわいかった・かつ綺麗で大人になったと思った…等々、つまり最高だったの一言になってしまうので、イベント運営に関して思ったことを書いてみました。


これはあくまでも妄想であり部外者のヤジです。

でもライブが本当に最高だから、事前の不安も少しでも解消されるともっといいというか、とっつきやすい存在であって欲しいと思うんです。
とっつきやすいというのは開拓をやめるということではありません。そうではなくて、ももクロの活動に興味を持った人に対してはウエルカムな姿勢であって欲しい、ということです。
例えば最近ももクロを好きになって、ライブに行きたい!と思い立った人が今回のサイトに行ったら絶対わからないと思うんです。そういう意味で、まだまだ下げられるハードルはたくさんあると思っています。
今回、「こんな雪山まで来てくれるモノノフさんとの絆を感じた」とメンバーが言ってくれて、わたしはすごく嬉しかった。だけど同時に、モノノフというのを閉ざされたコミュニティにせず、ももクロを好きな全ての人に開け放たれた門戸であって欲しいと思っています。たくさん仲間が増えるのは嬉しいことです(それでライブの競争率が高くなるのは嬉しくないのですが…笑)。


いちモノノフのひとり言でした。