社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

「童貞。をプロデュース」は観ていないのだけど

そもそもの2年前の舞台挨拶の動画を観れば、もうそんなの一発で伝わる。
あんなに人がいる前でパンツ脱いで、「しゃぶれよ」って、もうそんなの相当な覚悟がないとできないじゃん。
今まで対話に応じてもらえなかったから、無理矢理にでも話題にしないといけなかったんだな、っていうのは、観ていれば伝わる。
松江さんの表情には焦りがものすごく表れているし。

 

いろんなインタビューを読んでも、どう考えても松江さんに分が悪いのに。
まあそれは、わたしが舞台挨拶の動画から入って、加賀さん側の気持ちで読んでいるのも、もしかしたらあるのかもしれない。
けれども、どのインタビューでも加賀さんは、できるだけ客観的に誠実に答えているように思う。客観的に、っていうのは、自分の身に起きたこと、感じたことを、感情的にならずにわかりやすく伝えている、という意味で。ご本人の主張はまったく軸がぶれない。彼にとってはずっと考えていたことだから、きっと考えているうちに整理がついて、人にわかりやすく話せるようになったんだろう。
「嫌いな人にも『結婚おめでとう』くらいのことは言うじゃないですか」っていう説明の仕方とかも、本当にその通りで。みんなの中にある、説明できないけど「そう言われればそうだよね」っていうところを汲み取るのが上手な方なんだなって思って。

 

対して松江さんの主張は、筋が通ってないように感じるし、読んでいてすっと入ってこない。これは多分本人の中でもまとまってないからなんだと思う。自分の中で無理矢理まとめた風のことをアウトプットしているから、まとめた風だけれどもまとめきれていなくて、読み手が「なんかよくわかんなかったな」って感じになっちゃうんだと思う。

 

終始そんな感じで、声明文を出せばそれが炎上し、ブログを書けば嘘に嘘を重ねてそれが露見し…と打つ手が悪手ばかりで、松江さんがなにをしたいのかは、もうわたしみたいな傍から見てる一般人には到底わからない。あれでどうにかごまかせてる、逃げ切れる、と思っているのなら、このインターネット時代を舐めている。

 

もしくは、ああやって嘘を重ねることで自分に言い聞かせて、自分の心を守っているのかもしれないけど、なんにしてもお粗末なことだ…