社会的なパグ

フェミニストなのに広告会社にいる。迷いながら生きています。

端々から感じる「男のくせに子供の面倒を見る」ことの後ろめたさ

弊社は4月に入ってからずっと在宅です。わたしは夫と二人暮らしなので正直在宅が快適でしかなく、コロナ明けても会社に行きたくないくらいなのですが、小さなお子さんがいるみなさまの苦労を思うと本当に大変だなと思います。

上司もお子さんが二人いる家庭なのですが、ある日「本日妻が出勤しているので子供たちの昼食の準備をしなければならず、打合せを30分後ろ倒しにしたい」と連絡がありました。
ちょっともやっとする言い方。妻が在宅勤務の日は彼は一切何もしないのだろうか?と疑問に思ってしまいました。
夫妻での業務量の差もあるだろうし各家での取り決めもあるから、一概には言えないけど、普通に「子供たちの昼食の準備をしなければ」でよくない?「本日妻が出勤しているので」の前置き別に要らなくない?

恐らく彼の中では「男のくせに、子供の面倒を見ている」ことに後ろめたい気持ちがあるんだろうな、と推察します。
基本そういう性差での役割がある前提での会話を進めてくる上司なので、5回に1回くらいは「それ違くないですか?」と挟むようにしていますが、この時はこれから子供のお昼用意する人にそんなこと言うのもな…と思ってスルーしてしまいました。。

以前も「今日妻が飲み会で、たまには行かせてあげないと平等じゃないからさ、行かせてあげるんだけど、なので子供たちを迎えに行かないといけないので早く帰ります」って言われたことがありました…なんだその言い訳がましさ…
「行かせてあげる」って言っている時点で全然平等になってないし、普通に「子供のお迎えがあるので早く帰ります」でよくない??「男のくせに」仕事より子供を優先させるのは後ろめたいことだから、どうしても言い訳せずにはいられない、とでも思っているんですかね…

もちろん仕事もして子供たちの面倒も見て本当に大変だと思っているし、それに関しては本当に「お疲れさまです!」っていう気持ちでいっぱいです。
もう本当に、言葉尻にもやっとしただけで、そこで彼の考え方を垣間見てしまって辟易としたっていう小話です。